「…Baby One More Time」のスクールガールルックや、ジャスティン・ティンバーレイクとのジーンズコーデなど、ブリトニー・スピアーズのファッションは常に時代のアイコンとなってきました。中でも、2004年の大ヒット曲「Toxic」のミュージックビデオで披露した衣装は、ポップカルチャー史に燦然と輝く伝説となっています。
クリスタルに覆われた究極のボディジュエリー
2004年1月13日、ブリトニーは「Toxic」をリリース。ミュージックビデオはスパイに変身したブリトニーがレーザー光線を飛び越え、任務を遂行する姿を描いていますが、その中で最もセンセーショナルを巻き起こしたのが、まさにこの衣装でした。
それは、ほとんど素肌に近く、無数のクリスタルが身体を覆い尽くしたものでした。まるで宝石の鎧を纏ったかのような輝きは、息を呑むほどの美しさでした。
衝撃の事実!それは実は「ボディスーツ」ではない?
ファンの間では、クリスタルの下にはベージュのボディスーツを着ているのでは?という憶測が囁かれていましたが、2016年のトーク番組出演時、ブリトニー自身が衝撃の事実を明かし、世を驚かせました。
「あれはボディスーツじゃないの。直接肌にクリスタルを貼り付けただけなのよ」
過激でありながら芸術的な表現
「Toxic」の衣装は、過激であるという批判もありますが、身体をキャンバスに見立てた芸術作品としての側面も持ち合わせています。振付に合わせてきらめくクリスタルは、見る者を魅了し、忘れられないインパクトを残しました。
時代を超越したブリトニーのカリスマ性
時を経てなお語り継がれる「Toxic」の衣装は、ブリトニーのカリスマ性とファッションへの大胆な挑戦精神を表しています。過剰とも取れるほどの装飾は、エンターテイメントとしてのポップミュージックの持つ力強さを象徴していると言えるでしょう。